先輩インタビュー

介護主任 松井翔さん

知識や経験はなくてもスキルアップできます

○介護主任 松井翔さん

○入職10年目

○医療法人湖青会 介護老人保健施設 ケアセンター志賀

○取得資格:介護福祉士

福祉の仕事を目指したきっかけは?

以前は違う仕事をしていましたが、結婚をして子どもが生まれ、安定した職をもとめて資格取得を考えていたんです。そんなときに看護師の妻の勧めや、知人から声をかけられたことが重なり、この施設で働くことになりました。働き始めたときは介護の知識はほとんどありませんでしたが、それが逆に良かったのかなと思っています。先輩から教えてもらうことをすんなりと受け止めることができました。元々、おばあちゃん子だったし、子どものおむつ交換などもしていましたから、入居さんの排せつのお世話も苦になりませんでしたね。

仕事の内容、魅力ややりがいを教えてください

病状が比較的安定している高齢者の方で、家庭での生活が困難な方に対して、医療・看護・介護・リハビリなどの多方面からサポートし、家庭復帰に向けた自立のお手伝いをしています。
以前、骨折して車椅子生活になり「要介護度4」で入居されてきた70代の女性を担当したことがありました。入居当初は表情も暗かったのですが、毎日声をかけ励ましていると徐々に明るくなって。1年ちょっとで「要介護度1」まで回復し、自宅に帰ることができたんです。車椅子から歩行器、自立歩行へと、回復していく姿に自分も元気をもらってました。そのおばあちゃんのお孫さんにもらったお礼の手紙が嬉しくて、今でも大切に携帯に画像を保存しています。
介護の仕事だけでできることは限られるので、医療や看護スタッフとも密に連携をとり、入居者さんをドーナツ型で支えています。

この仕事を目指している人へメッセージをお願いします

介護はきつい、汚い、大変というマイナスイメージがあると言われてきましたが、今の若い人はそれ以前に介護にこれといったイメージも持っていないんじゃないかと思います。でも、僕のように何も知らず未経験で入っても、周りの人に教えてもらいながら現場で学べることは多いし、資格をとって管理者を目指すこともできます。なんのイメージも持たなくていいです。身構えず、まずはやってみませんか?



今回取材先の医療法人湖青会は、滋賀県が推進する「しが介護職員定着等推進事業者登録制度」(労働条件の整備などに積極的に取り組む事業者の登録・公表)の登録事業者です。

\教えてください!/

休日の過ごし方や、リフレッシュ方法は?

妻も休日が不規則なので平日休みが合えば一緒に出かけるし、ひとりのときはテレビでスポーツ観戦したりしてゆっくり過ごします。土日の休みには小学生二人の娘のミニバス応援に行ったりしています。

           
取材:2020年02月