私が高校生の時に、同居していた祖父が脳梗塞で倒れ認知症を発症しました。認知症が進んでいく祖父を間近で見ていて、何かできることはないかと福祉系の大学へ進学しました。就職活動をするなかで、一般企業にも見学に行きましたが、なんかしっくりこなくて…。色々な会社を見ている中で、介護施設の見学会で雰囲気のいい職場で働く、明るい職員さんたちに出会いました。その出会いをきっかけに「介護の現場で働きたい！」と実感し、今の職に就きました。

特別養護老人ホームで、入居者さんの食事や排せつ、入浴などの介助と共に、個々に応じたケアプランの作成などをしています。会議で自分の意見が採用されたときや、入居者さんから「ありがとう」と言われたときにやりがいを感じます。私は心配性で「このやり方で大丈夫か」といつも不安になるのですが、尊敬する先輩がフォローしてくれるので心強いです。明るくて、仕事もプライベートも両立していて、同僚や後輩にもアドバイスをくれる、私の憧れの人なんです！より幅広い知識も身につけたくて、社会福祉士の資格取得も目指しています。

介護は大変と思われていますが、職場は明るく雰囲気がいいです。入居者さんを抱えることや介助することもコツをつかめば難しくないです。嘘偽りなく、やりがいがあり、楽しい仕事だと感じています。困ったことや、大変なこともチームみんなで考え解決していく。入居者さんやスタッフと共に笑い合える毎日が本当に楽しいです！

今回取材先の社会福祉法人八起会は、滋賀県が推進する「しが介護職員定着等推進事業者登録制度」（労働条件の整備などに積極的に取り組む事業者の登録・公表）の登録事業者です。