先輩インタビュー

社会福祉士 中野唯さん

寂しさを和らげ、頼られる存在になりたい

○社会福祉士 中野唯さん

○入職6年目

○社会福祉法人近江ちいろば会 ケアハウス ピスガこうせい

○取得資格:社会福祉士・介護福祉士

福祉の仕事を目指したきっかけは?

私が10歳の時、曾祖母に介護が必要になり、同じ法人のデイサービスにお世話になりました。面会やお迎えのときに接する職員さんが明るくて素敵で、憧れを抱きました。大学では社会福祉コースで児童福祉を学んだのですが、やっぱり私は高齢者と関わりたいと思って。生前、曾祖母が「寂しい思いをしながら死ぬのは嫌だ」と言っていたことが心に残ってたんです。高齢者の寂しさを和らげてあげたいという想いが今の仕事につながっています。

仕事の内容、魅力ややりがいを教えてください

基本的な日常生活が自立された60歳以上の方を対象とした、50名の方が入居されているケアハウスで、生活支援のほか相談業務を担当しています。健康相談からさまざまな手続きまで、入居者さんがその人らしい生活をできるだけ長く送っていただけるように、職員同士で連携しながら支援しています。50人いればそれぞれバックグラウンドが違います。それを理解した上で個々の相談に丁寧に応じるよう心がけています。入居者さんにとって、この人に話を聞いてもらいたいという存在になることが目標です。「安心した」、「ほっとした」と言ってもらえると、嬉しくてやりがいを感じますね。

この仕事を目指している人へメッセージをお願いします

「福祉や介護はしんどい」というイメージ先行で、働く前の段階で諦めてしまう人が多いと思います。やりがいや喜びも多く、この世界を知らずに決めてしまのはもったいない。視野を広く持ち、本当に自分がしたいことを見極めて、仕事を選んでほしいと思います。人と接することが好きな人にはぜひ経験してもらいたい世界です。



今回取材先の社会福祉法人近江ちいろば会は、滋賀県が推進する「しが介護職員定着等推進事業者登録制度」(労働条件の整備などに積極的に取り組む事業者の登録・公表)の登録事業者です。

\教えてください!/

休日の過ごし方や、リフレッシュ方法は?

平日休みはどこに行ってもすいているので、色々なところへ出かけたりします。土日休みもあるので、友人と遊ぶ時間もあります。きれいな景色を撮るのが好きで、県内のインスタ映えスポットやカフェを巡ったりしてます。

           
取材:2020年02月